【日経賞】トゥザグローリー、盾主役に名乗り!

[ 2011年4月3日 06:00 ]

<日経賞>直線で突き抜けるトゥザグローリー(左)

 阪神土曜メーン・日経賞は1番人気に推されたトゥザグローリーが快勝。中日新聞杯、京都記念に続く3つ目の重賞をゲットした。大目標の天皇賞・春(5月1日、京都)に向けて、折り合い面が課題とされていたが、道中は4番手のインで鞍上・福永と息ぴったり。直線に入って楽な手応えで抜け出すと、2着ペルーサに2馬身半差をつける完勝だ。

 「以前に乗った時とは比較にならない。年を取るにつれてしっかりしてきたね。同世代に世界一になった馬(ヴィクトワールピサ)がいるけど、負けないぐらいのポテンシャルを持った馬だよ」。1年ぶりにコンビ復活となった福永は最大級の賛辞を贈る。2月いっぱいで定年を迎えた父・池江泰郎師からG1制覇へのバトンを受け継いだ息子・泰寿師も、転厩初戦を最高の形で終えて安どの笑みを見せた。「プレッシャーを感じていたけれど結果を出せて良かった。いい状態を維持して本番を迎えられれば、自然と結果はついてくるでしょう」と十分過ぎるほどの手応えを明かした。まさに充実一途。世代屈指の良血馬が、不動の主役として大舞台に向かう。

 ◆トゥザグローリー 父キングカメハメハ 母トゥザヴィクトリー(母の父サンデーサイレンス) 牡4歳 栗東・池江厩舎所属 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績12戦6勝 総獲得賞金2億8969万2000円。

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