【ダービー卿CT】キングストリート重賞初Vへ充実

[ 2011年4月1日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=31日】井上は西園厩舎へ。池江泰郎厩舎から転厩してきたキングストリートがダービー卿CTに出走する。馬房前で持ち乗り担当の駒崎太一助手(36)は甘いマスクをほころばせた。64歳の父・憲二は現在、藤沢則厩舎の厩務員。井上は過去に何度も取材したことがあるが、ひと目で親子と分かる。そっくりだ。

 キングストリートについて「昔、膝を骨折しているから今回はまず無事に走ってほしい」と話す。「こんなにおとなしくてやりやすい馬は久しぶり。でも、他馬が近寄ると蹴ったりする。闘争心はさすが」と目を細めた。計量は鞍なしで498キロ(前走時494キロ)。見た目にも充実の5歳だ。これまで担当馬ではエイシンタイガーのCBC賞2着が最高で重賞勝ちはない。担当して1カ月の相棒も重賞は2走前の東京新聞杯2着が最高。井上は人馬そろっての重賞初Vに期待した。

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2011年4月1日のニュース