【共同通信杯】ナカヤマナイト、皐月賞直行!

[ 2011年2月14日 06:00 ]

<共同通信杯>ゴール前で激しく競り合い、レースを制したナカヤマナイト(右)。手前中央は2着ユニバーサルバンク、左は3着ディープサウンド

 クラシックを占う「第45回共同通信杯」が東京競馬場で行われ、3番人気ナカヤマナイトがインから鮮やかに抜け出し、重賞初制覇。今後は皐月賞(4月17日、中山)に直行の予定でクラシックでも主役を演じる。柴田善臣騎手(44)は同レース初勝利となった。

【レース結果】

 内ラチ沿いぴったりを攻めたナカヤマナイトが首差の接戦を制して、クラシックへ名乗りを上げた。道中は後方9番手のインで折り合いに専念。直線手前で各馬が仕掛ける中、ベテラン・柴田善は手応え十分に追い出しを我慢。ラスト400メートルで、ラチ沿いとディープサウンドとの間にできた1頭分のスペースを目掛けて一気に加速。先に抜け出していたユニバーサルバンクを1完歩ごとに追いつめ、きっちりかわしたところがゴールだった。

 「ちょっとゲートでそわそわしていて、バランス良く出られなかった。それでも位置取りは特にイメージしていなかったし、この馬の折り合いのつくところでと思っていた。うまく折り合いをつけて競馬ができたね。勝てて良かったよ」

 鞍上はデビューから7戦連続でコンビを組む相棒の走りに成長を感じ取っている。「一戦一戦、背中の感じには柔軟性が出てきているし100%に近い形で力を出せるようになっている。思っていたよりも成長が早いね。後はこちらの思い通りのポジションで折り合って競馬ができれば。期待しているので、このまま大事にしていきたい」

 98年エルコンドルパサー、08年ショウナンアルバに続いて、このレース3勝目となった二ノ宮師も「体形は上の方に伸びて変わって来ている。調教をしっかりやって体が増えていたのも良かったね」と成長に目を細めた。

 これでクラシックの舞台は、はっきりと見えた。二ノ宮師は「中山でも東京でも勝っているし、無理にトライアルを使うこともない。(皐月賞へ)直行します」と宣言。「(ナカヤマ)フェスタと比べてもやりやすいタイプだからね」と手応えを明かした。凱旋門賞2着と世界の舞台で互角に戦った厩舎の先輩を超えられるか、まずは牡馬クラシック第1弾・皐月賞での走りに注目だ。

 ≪願い込めた「ナイト」≫ナカヤマナイトの「ナイト」という馬名は、ナカヤマフェスタの第2希望の馬名として候補に挙がっていた。「フェスタ」と名付けた和泉信子オーナーが考えた名前だった。信子オーナーは09年11月にがんで亡くなり、現在は父の信一オーナーが名義を継いでいる。「ナイト」の名を覚えていた弟の憲一さんが、姉の思いを継いでほしいとの願いを込めて名付けたものだ。

 ◆ナカヤマナイト 父ステイゴールド 母フィジーガール(母の父カコイーシーズ)牡3歳 美浦・二ノ宮厩舎所属 馬主・和泉信一氏 生産者・北海道日高町沖田牧場 戦績7戦3勝 総獲得賞金6916万3000円。

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