【阪神JF】強運ディープ産駒G1初出走Vなるか

[ 2010年12月10日 06:00 ]

抽選を突破したリトルダーリン

 【週刊ディープ】ディープインパクト産駒がいよいよ初のG1を迎える。阪神JFは賞金順で出走を確定させている産駒がいなかったが、1勝馬のオースミマイカ、リトルダーリンの2頭がそろって14分の8の抽選を突破した。

 今年の阪神JFは良血馬がそろったが、リトルダーリンも引けを取らない。母エリモエクセルは98年のオークス馬。1番人気に推されたデビュー戦は中団から直線しっかり伸びて快勝した。清山助手は「調教でも素質を感じていたが、レースでもセンスの高さを見せてくれた。相手は強くなるが、どういう走りをしてくれるか楽しみ」と期待を寄せた。角居厩舎は06、07年に同レースを連覇し、08年は同じく1戦1勝のミクロコスモスが3着。侮れない存在となりそうだ。
 一方、オースミマイカはキャリア3戦。新馬勝ち後の2戦は結果が出ていないが、りんどう賞は不良馬場、ファンタジーSは勝負どころでの不利と敗因ははっきりしている。昆師は「ファンタジーSは勢いがついたところで不利を受けた。良馬場ならいいところを見せられると思う」と巻き返しを期している。
 なにより、2頭がそろって抽選を突破したのはディープの持つ運の強さか。G1初出走Vの偉業なるか注目される。

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2010年12月10日のニュース