【新潟記念】シェイディ トップハンデの“呪縛”解く

[ 2009年8月26日 06:00 ]

 コース改修で現行の左回りとなった01年以降、トップハンデ馬の優勝がない新潟記念。今年、このジンクスに挑むのがエアシェイディだ。「実績を考えれば58キロは予想できた。妥当でしょう」。伊藤正師も納得のハンデ。函館記念、札幌記念と北海道シリーズへの参戦プランが浮かんでは消えたが「別にどこが悪いというわけではなく、馬の雰囲気が本来のものではなかったので無理をしなかった。第六感だな」。復帰戦が延びた理由を独特の言い回しで説明した師。「休ませたことで、いい頃に戻ってきた。調教をしっかりこなせているのは体調がいい証拠。よくなければ使わない」と万全をアピールする。

 昨秋は天皇賞で0秒1差5着、続く有馬記念でも外から鋭く伸びて3着に食い込んだ。今年も王道路線を歩む予定だけに、何としても結果が欲しい一戦だ。98年には7歳馬オフサイドトラップがトップハンデ58キロを背負って優勝。続く天皇賞で悲願のG1制覇を成し遂げた。すでに8歳となったシェイディだが、レースぶりからは力の衰えは感じない。ジンクス打破へ、悲願達成へ新たな戦いのスタートに立つ。

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2009年8月26日のニュース