【函館記念】幸四郎 距離も仕上がりもGOODウッド

[ 2009年7月24日 06:00 ]

<函館記念>ゼンノグッドウッドと武幸四郎

 「キーマンの懐へ」では函館記念に出走するゼンノグッドウッドの鞍上、武幸四郎騎手を直撃した。

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 【キーマンの懐へ】――ゼンノグッドウッドは約3カ月ぶりの競馬。仕上がりはいかがでしょう?
 武幸 函館競馬場での最終追い切りにまたがりました。追ったのは半マイルほどでしたが、動きは良く、仕上がっていると感じました。
 ――本馬場で追われたのですよね?
 雨でウッドは滑りやすくなっていたのに対し、本馬場はソフトで良い状態だったので。そういうことも含めて、いい追い切りができたと思います。
 ――前走(天皇賞・春11着)は3コーナーでいっぱいという手応えでした。
 さすがに3200メートルは長すぎたようです。早々にヘロヘロになってゴールした途端に止まってしまいました。
 ――体重が近走では最も軽い508キロでした。状態面はどうだったのでしょう?
 昔はコズみ気味でしっかり追うことができずなかなか絞れませんでした。それが、ここにきてしっかりやれるようになったので体が減ったということでしょう。疲れてガレていたわけではありません。
 ――ひと息入った今回は何キロくらいがいいと考えればいいでしょうか?
 中間の気配では前走より少し増えていそうでした。とはいえ、前走後はここを目標にしていたし、今回も函館から札幌に輸送されるので大幅に増えているということはないでしょう。
 ――以前、ダートを中心に走っている頃も芝のスタート地点では全くダッシュができず、芝でこんなに走るとは思いませんでした。
 スタートが悪いのはゲートの中でうるさいから。硬い面のある馬だったのでダートを中心に使っていましたが、芝が駄目だとは思っていませんでした。
 ――スタートは上に出てしまう感じ。小回りコースの今回は鍵になりそうですよね?
 そうですね。ゲートの中で座り込もうとするので上に向かって出る感じになってしまいます。札幌コースではある程度、ポンと出てほしいですね。
 ――大型で跳びも大きいせいか、エンジンがかかるまで少し時間を要します。そういう意味でも小回りコースがポイントになりそう。
 その通りですね。ただ、幸いなことに掛かる心配はない馬なので、道中、ある程度動かしながら行くつもりです。
 ――初めてとなる2000メートルは心配ありませんか?
 前走の3200メートルよりはいいと思います。1800で勝っているので大丈夫でしょう。
 ――転厩後、メンコ(覆面)のデザインが変わりましたが、厩務員も代わったということですね?
 はい。ただ、前の方も今度の方も一生懸命やってくれる方なので、そのあたりは深く考える必要はないと思います。とにかく仕上がりは良さそうなので、小回りコースをうまくこなせるように上手に乗ってあげられればと考えています。(ターフライター 平松さとし)

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2009年7月24日のニュース