厩舎の猛暑対策は自然の力を最大限に利用

[ 2009年7月24日 07:31 ]

 【東西ドキュメント 美浦23日】降雨もあって、ここ数日は幾分涼しいが、この季節の鍵は暑さ対策。鈴木は池上厩舎を訪ね、その対処法を聞いた。「ヨシズが最強。これ以上に費用対効果の大きい暑さ対策はありません」と池上助手は明言。作業が終わった厩舎が、高さ3メートルの巨大なヨシズでぐるりと覆われた風景は壮観だった。

 ヨシズをかき分け、厩舎内へと入る。ひんやりと涼しく感じ、外よりはるかに快適だ。馬房前では20台の扇風機が回り続け、馬は気持ち良さそうに風を浴びていた。「コンクリートの部分に1日4度、打ち水もします。内外の気温差はかなりあるはずです。ヨシズは風も通すし、先人の知恵はさすがだと感じています」。実は冷房でノドをやられ、すっかり体調を崩している鈴木。池上厩舎の馬を見習い、できるだけ自然に近い形で暑さ対策をすべきだな、と反省しきりだった。

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2009年7月24日のニュース