【オークス】ブエナビスタ 初の長距離輸送も難なくクリア

[ 2009年5月24日 06:00 ]

東京競馬場に到着後、厩舎まわりを引き運動するブエナビスタ

 2冠が懸かる桜の女王ブエナビスタは、午後1時50分に決戦の地・東京競馬場の厩舎門をくぐった。馬運車から降りると、すぐに厩舎周りで引き運動。約20分かけて念入りに体をほぐし、長旅の疲れを癒やした。初の長距離輸送も難なくクリア。「お願いして他厩舎の牝馬と同乗してきたけど、車の中でもおとなしかった」と山口厩務員。数々のG1馬を手掛けてきた栗東きっての腕利きは、1番人気で臨むクラシックに「いいプレッシャーやね」と余裕の笑顔。

 かつての担当馬を例にとり「ベガ(93年牝馬2冠)やドン(アドマイヤドン=G17勝)と比べても、どっしりと落ち着いている。2歳の頃より力がついた。前に出ようとする推進力が凄い」と絶賛する。「寒いより暑い方が好きだし、距離も延びた方がいい。何も心配はないよ」と力強く締めくくった表情に、2冠への自信がみなぎっていた。

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2009年5月24日のニュース