【オークス】(4)ヴィーヴァヴォドカ

[ 2009年5月24日 06:00 ]

 ひょっとすると、場内騒然の逃走劇!?逃げ宣言のヴィーヴァヴォドカが絶好の前日気配だ。Dコース(ダート)をゆっくりと歩いた後に坂路へ。林助手が、ほとばしる闘志を丁寧になだめて4F75秒7。力強い脚さばきで駆け上がった。「いつも通りの感じ。気合もこんなもんだろう。体が丈夫なので、中間もしっかりと乗り込めたよ」。同助手のホオも自然と緩む。

 勢司厩舎といえば、02年スマイルトゥモローがオークスV。07年は3番人気ミンティエアー(4着)と、あと一歩の惜敗もあった。「ミンティは能力は高かったけど、体質が弱かった分大変だった。その点、こちらはカイバもよく食べるし、精神的なものは別として思い通りの調整ができる。すんなり行ければ最良のシナリオだけど…。最後は純粋な力勝負かな」。その口調は穏やかでも、仕上げ人は7年ぶりの自厩舎のオークス制覇を祈っていた。

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2009年5月24日のニュース