【メトロポリタンＳ】万哲　サイボーグ加速装置

＜メトロポリタンＳ＞万哲はマキハタサイボーグを本命に推した

　「雨が降れば、予想屋がもうかる」とは、けだし名言！？確かに良馬場なら絶対に来ないはずの馬が道悪で劇走…はよくある話。堅いはずの東京１１Ｒ・メトロポリタンＳも雨予報で雲行きが怪しくなった。雨なら積極的に穴買い。◎マキハタサイボーグだ。常々、道悪になったら買おうと手ぐすねを引いていた。３１戦のキャリアがありながら、重、不良の経験なしは不思議？だが、道悪は間違いなく鬼。雨巧者の血統だ。父メジロブライトは９７年に重馬場のステイヤーズＳを大差Ｖ。一方、母系はわが国有数のスタミナ血統。母シンミスアンサーの兄シンブラウン（阪神大賞典連覇）、弟シンチェスト（京都記念）ともに時計の掛かる芝はめっぽう強かった。サイボーグ自身も０７年ステイヤーズＳ勝ちがあり、スタミナ勝負になればなるほどいい。アルナスラインがレースレコードで優勝した日経賞（６着）も最後は差を詰め、今回人気のダイワワイルドボアと０秒３差なら内容は悪くない。２キロ減のハンデ５５キロで機動力アップ。マンハッタンスカイ、プロヴィナージュ、ニシノデューと逃げ候補も多く、スロー＝瞬発力勝負にならないのも好都合。中団あたりを追走できれば、雨も味方に“二枚腰”で、もうひと伸び。天気予報が外れないのを祈るのみだ。馬単（１１）＝（１２）（１１）＝（２）に（１１）から（４）（３）（１０）（１３）（１５）。３連単は（１１）１着固定で（２）（３）（４）（１０）（１２）（１３）（１５）へ４２点。

　福島１１Ｒ・福島牝馬Ｓは◎セラフィックロンプ。中京記念（１０着）の敗因は重馬場ではなく、前に行った組に厳しい流れになったのが響いた。過去に重馬場で５馬身差の圧勝があり、雨はＯＫだ。牝馬同士で戦いやすくなった。馬単（４）＝（１６）（４）＝（５）に（４）から（１）（３）（１１）（１３）（１５）。３連単は（４）１着固定で（１）（３）（５）（１１）（１３）（１５）（１６）へ４２点。（小田　哲也）