急死・手島選手 弟は「事故だと思っている」

[ 2009年1月28日 06:00 ]

25日に死去した手島慶介選手

禁酒にうどん修行…走れることに感謝( 2005年09月)

手島ヒヤヒヤ初代王者/SSカップみのり

手島2年ぶりのビッグレースV/ふるさとダービー弥彦

 競輪S級S班で活躍し、25日に33歳で死去した手島慶介氏の通夜が27日、群馬・高崎市の日典ラサ中山で営まれ、選手ら約500人が弔問に訪れた。深い悲しみに包まれる中、弟で競輪選手の志誠(ゆきのり)さん(30)は「(周りから自殺と言われるが)お金が原因ではない。競輪のプレッシャーがあまりにも重くのしかかったんだと思う。昨年暮れのグランプリでは(出場の)ボーダーライン上にいて、夜も眠れず睡眠薬を飲んでいた」と沈痛な表情で説明。「僕の中では事故だと思っている。普段から見た目はいいかげんだが、実はとても寂しがり屋だった」と語った。
 とし子夫人が号泣する中、参列した平原康多、伏見俊昭、武田豊樹ら選手仲間もやりきれない表情で早すぎる死を惜しんだ。受付の傍らには愛用の自転車やヘルメット、夫人と3人の子供との家族旅行の写真が飾られ、参列者の涙を誘った。葬儀・告別式は28日正午から同所で営まれる。

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2009年1月28日のニュース