スルタン初ものづくしの逃走劇/目黒記念

[ 2008年6月2日 06:00 ]

レースを制したホクトスルタン(右・5番)

 伝統のハンデ重賞「第122回目黒記念」が1日、ダービーの興奮さめやらぬ東京12Rで行われ、3番人気のホクトスルタンが逃げ切り優勝。重賞初制覇を成し遂げた。

 スルタンは好スタートからハナを奪うとマイペースに持ち込んでの逃げ。向正面では2番手を引き離したが、4コーナーで後ろを引きつけてから直線でスパート。アルナスラインの強襲を首差抑えた。手綱を取った横山典は「馬が凄く落ち着いていたので思い通りの競馬ができた。すべてうまくいった勝利」と胸を張った。メジロマックイーン産駒の牡馬としては初めての重賞制覇。自身も重賞初制覇となった庄野師も喜色満面。「うれしいのひと言。自分のペースで競馬ができたのが大きかった。今後は馬を見てだが、秋が楽しみになった」と喜びをかみしめていた。
 ▼ホクトスルタン 父メジロマックイーン 母ダイイチアピール(母の父サンデーサイレンス)牡4歳 栗東・庄野厩舎所属 馬主・布施壽賀子氏 生産者・北海道三石町ダイイチ牧場 戦績15戦5勝 総獲得賞金1億5142万円。

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2008年6月2日のニュース