OG・こだま愛 コロナ禍で広がった人との輪

[ 2021年1月9日 05:30 ]

「卒業して年がたてばたつほど、宝塚にいたことが誇り」と話すこだま愛
Photo By 提供写真

 元月組トップ娘役・こだま愛(59)。コロナ禍の中、出演するはずのライブやイベントは軒並み延期や中止になったが、実は「初めてリモートや配信を使うようになって人との輪が広がった」とプラスに捉えるようになったという。
 退団記念日の昨年12月26日。毎年続けてきたこの日のライブは、昨年初めて生配信した(1月9日まで視聴可)。13日には誰でも参加できるオンライン運動「朝の3種のエクササイズ」(前9・30)にも登場する。
 リモート初体験は昨年4月。元雪組トップスターで女優の杜けあき(61)らが呼びかけ、OGが「すみれの花咲く頃」を歌いつないでいく「すみれプロジェクト」。こだまも変わらぬ高音を響かせ「宝塚の絆をひしひしと感じた。卒業して年数がたてばたつほど、宝塚にいたことを誇りに思える」と胸を張る。
 名作「ME AND MY GIRL」の初代ヒロイン。そのサリー像は現在も語り継がれるほど。「今も心の中にサリーはいます。前向きで強く、自分らしく。こんな時代だからこそ年相応に心も体もふくよかな女性でいたい」と穏やかな笑顔だった。(土谷美樹)

◇こだま 愛(こだま・あい)1961年(昭36)7月3日生まれ、大阪府出身の59歳。帝塚山学院を経て80年初舞台。月組配属。85年、大地真央&黒木瞳の後を受け、剣幸とトップコンビに。90年12月に退団後は舞台、朗読コンサート、ライブなど多方面で活躍。

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