宙組・風色日向 念願の初主演に「情熱をぶつけたい」

[ 2019年10月26日 05:30 ]

身長1メートル75と男役として恵まれた体格を武器に飛躍を目指す風色日向
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 宙組の大型男役、風色日向(かぜいろ・ひゅうが)が12月3日、兵庫・宝塚大劇場で上演される「エル ハポン―イスパニアのサムライ―」の新人公演で初主演に挑戦する(東京宝塚劇場は来年1月23日)。

 入団4年目の注目株。同期が次々に抜てきされる姿に刺激を受け、最近では「焦ることもあった」というほど負けず嫌い。今年に入って雪組の彩海(あやみ)せら、星組・天飛華音(あまと・かのん)が新人公演で初主演を成功させ、娘役では星組の舞空瞳(まいそら・ひとみ)がトップ娘役に就任するなど同期がめざましい飛躍を遂げてきたた。風色も「戦友としてこれからも切磋琢磨(せっさたくま)しながら頑張っていきたい」と力を込める。

 今も「サムライの子孫」を自認し「ハポン(日本)」姓を名乗る人々が住むスペイン南部の町。江戸時代、そこに派遣された慶長遣欧使節団の活躍を描く話題作。風色は「(トップスター)真風(涼帆)さんの立ち居振る舞い、男っぽさ、魅力的な声の出し方…。学べるだけのことを学びたい」と目を輝かせる。

 小学生時代から、子どもミュージカルに挑戦するなど舞台度胸は満点。「舞台に対する思いは誰にも負けないぐらいあるつもり。少し引っ込み思案のところがあるので〝舞台が好き〟という情熱をぶつけたい」と飛躍を誓った。 (土谷 美樹)

 ◇風色 日向(かぜいろ・ひゅうが)6月23日生まれ、東京都出身。練馬区立開進第四中を経て16年初舞台。宙組配属。今年「オーシャンズ11」の新人公演でライナス役を好演。身長1メートル75。愛称「ひゅーが」。
 

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