望海風斗(上) 再演だからこそ…“新作”の覚悟で挑む夢の大役

[ 2018年11月3日 13:23 ]

雪組公演「ファントム」(11・9~12・14宝塚大劇場、来年1・2~2・10東京宝塚劇場)

念願だった「ファントム」の主演が決まり気を引き締める望海風斗
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 雪組トップスター望海風斗が“オペラ座の怪人”エリックに扮する名作ミュージカル「ファントム」が11月9日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する(12月14日まで。東京宝塚劇場は来年1月2日〜2月10日)。

 花組時代に2度、同作に出演し「いつかは自分もエリックを…」と願い続けた待望の役。さらに周囲からの期待値も高く、すでにチケットは入手困難な人気となっている。望海もその責任をひしひしと感じているようで「再演だからこそ、の難しさは感じていますね」とかみしめるように話した。続けて「お客さまも結末やいろんな場面を知っているのでフレッシュさがなくなってしまう。もちろん、お客さまはそれでいいのですが、やっている私たちが展開を予感しちゃっているのは駄目。もう一回原点に戻って、自分の中では“新作に挑む”ぐらいの思いでやりたい」と、長年の夢だったからこその覚悟を漂わせた。

 2度目に同作に出演した時のトップスター・蘭寿とむ(43)にも、秘めた思いは打ち明けていた。蘭寿が退団する時、望海に「ファントム」で着けていたアクセサリーをプレゼントしてくれたという。「今も大事に、アクセサリーケースに入れて時々こっそり見ています。蘭寿さんのエリックが詰まっているのかと思うと厳かな気持ちになりますね。気持ちを強くする時に…、きっと公演中も見ると思います」。実力派トップが強い思いで臨む大役。宝塚大劇場の今年を締めくくるにふさわしい舞台になりそうだ。(土谷 美樹)

 ◆望海 風斗(のぞみ・ふうと)10月19日生まれ、横浜市出身。法政大学女子高を経て2003年初舞台。花組配属。09年「太王四神記」で新人公演初主演。12年「Victorian Jazz」でバウホール初主演。14年11月、雪組に組替えし17年7月トップに就任した。身長1メートル69。愛称「だいもん」。

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