明日海りお(下) “付いていきたい”と思われる舞台人目指す

[ 2018年1月29日 12:48 ]

「男役の深みを追求したい」と話す明日海りお
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 宝塚大劇場で上演中の「ポーの一族」(2月5日まで。東京宝塚劇場は2月16日〜3月25日)は、花組トップスター明日海りおの絶世の美少年像はもちろん、準主役の柚香光(ゆずか・れい)ら、脇に至るまでの“美形ぶり”が話題だ。

 ますます存在感を増してきた柚香に対し、明日海は「感受性が豊かで、神秘的オーラを持っている」と絶賛。「彼女のパワーに、私もそれにビクともしないような存在でいなくちゃ」と刺激を受けている。

 今年は元日から本拠地で舞台。それでも明日海は「私、お正月から舞台に立つのが凄く好き」と背筋を伸ばした。「客席の雰囲気、ピンとした空気。身も心も引き締まって新鮮な気がして頑張れます」と笑った。

 これが終わると7月には「MESSIAH(メサイア)―異聞・天草四郎―」が控える。今度は実在した絶世の美青年。「“さらに男役に深みが出てきたな”と思っていただけるように頑張りたい」。トップになって4年。「私自身のスタンスは変わりませんが、相手役、柚香やそばにいる人たちを大切にしなきゃ、と改めて思います。だからこそ彼女たちに“付いていきたいな”と思ってもらえる舞台人でありたい」と誓いを新たにした。(土谷 美樹)

 ◆明日海(あすみ)りお 6月26日、静岡市生まれ。静岡雙葉中を経て03年初舞台。月組に配属。当初から美しい舞台姿が話題で08年「ホフマン物語」でバウホール初主演。同年「ME AND MY GIRL」で新人公演初主演。本公演では女役のジャッキーを務め話題に。13年3月、花組に組替え。14年5月、トップスター就任。身長1メートル69。愛称「みりお」。

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