竹中功のナニワ新報

vol.23 私が愛してやまないアジア歌謡曲

韓国の美人トロット歌手チョ・ジョンミンを指導する中村泰士氏
Photo By 提供写真

 韓国歌謡曲のジャンルの一つに「トロット」と呼ばれるものがある。日本だと「演歌」「歌謡曲」「ロック」「フォーク」「アイドル」などと呼ばれるものがあるように、韓国での「トロット」とは大衆音楽であり、日本の演歌ともよく似ているので日本では「韓国演歌」と呼ぶこともある。

 私が普段聞いている「昭和歌謡曲」と同じように、この「トロット音楽」は初めて聞いても懐かしさを感じ、ポップな曲もあり、日本人の耳に馴染みやすいジャンルと言える。

 日本では10年近く前に「K―POP」ブームが起き、少女時代やKARAなどのガールズグループも人気を博した。PSY(サイ)がうたう「江南(カンナム)スタイル」がヒットしたのも今から6年近く前だ。

 そんな中、韓国のトロット歌手として、輝かしい受賞歴を引っさげた美人歌手チョ・ジョンミンが日本デビューした。

 なんとプロデューサーは日本を代表する大物作詞・作曲家の中村泰士さん。今年で作曲家デビュー50周年ということだ。

 チョ・ジョンミンは抜群の歌唱力を持ち備え、国民大学校音楽学部ピアノ科の出身でもあり、今回のデビュー曲「あっぱ(お父さん)」は日本語で歌われ、自身がピアノの演奏もしている。少し意地悪な言い方をすれば、日本と同じように、韓国でもトロット歌手はアイドル歌手とは違い、本質的に歌唱力を求められ、楽曲を競うものだ。そこに泰士さんが惚れこんだのだから、この上ない仕上がりになっている。

 実は私と泰士さんとの付き合いは古い。ダウンタウンやトミーズ、ハイヒールが1期生でもある「よしもとNSC」が創設された時、同時に歌謡学院も誕生したのだ。その学院で指導し、何人もの歌手を丁寧に育ててプロとして世に送り出してくださった。

 いまから35年ほど前だろうか、ご自身が歌手としてステージを務める「モーニング・スキャンダル」と言うイベントのお手伝いをさせていただいたのがいい思い出だ。

 このイベントは午前中、東京や大阪・名古屋のライブハウスを借り切り、ちょっと暇を持て余した主婦の方々向けに大人向けでHな演出も入った歌謡ショウだったのだ。

 そこでは本人が作曲された1982年第25回日本レコード大賞受賞曲「北酒場」や「心のこり」、ちあきなおみ「喝采」、歌手から作曲家転身の第1弾で作詞も手掛けた佐川満男「今は幸せかい」などの曲を生バンドをバックに熱唱された。ナイトクラブ仕立ての会場にはイケメン黒服組も用意して、その中にはまだ新人だった吉本新喜劇の内場勝則もいた。

 このイベントでは楽曲を提供した本人が真心を込めて歌う唄に触れたお客さんの目に涙が溢れた。中でも梓みちよの「小心者」は私も今も聞くと泰士さんの歌声を思い出し熱いものがこみ上げる。

 そんな情熱家、泰士さんが見初めたトロットの歌姫が彼女である。

 父親への思いを切々と歌い上げた「あっぱ」と艶っぽい関西弁で歌う「レディース ハウス?心へ」と、聞けば聞くほど味わいのある曲で4月18日にデビューした。

 個人的にはチョ・ジョンミンに泰士さんの名曲の数々をカバーしてもらいたい。またそれの韓国語版も聞いてみたいと思う。是非みなさんも「トロット」の世界に触れてみてほしい。

「あっぱ」(よしもとミュージックエンタテインメントより発売中。1111円+税。デジタル配信も同時発売)

チョ・ジョンミン公式サイト「Luce Entertainment」 http://www.luceent.com/jojungmin

チョ・ジョンミン公式Twitter https://twitter.com/_jojungmin

チョ・ジョンミン公式Facebook https://www.facebook.com/jojungmin.luv

[ 2018年4月18日 14:15 ]

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