菊水丸店主 珍宝堂

高島忠夫さん出演の河内が舞台の映画

[ 2019年7月3日 10:00 ]

94年7月、高島夫妻と共演した「ごちそうさま」の台本
Photo By 提供写真

 1961年(昭36)に上演された宝塚映画の「河内風土記 続おいろけ説法」。私が育った大阪府八尾市が舞台となっています。しかし、生まれる2年前の作品なので詳細が解らないのです。
 原作は、河内山本の天台院の特命住職だった直木賞作家の今東光さん。少年時代に単行本を読み、河内音頭の盆踊りの風景が描かれていたのが印象に残っています。映画ではどうだったのか? 解明のチャンスは、件の作品に出演された高島忠夫さんとお仕事をご一緒した時に訪れました。中でも、94年(平6)年7月13日、奥様の寿美花代さんと司会を務められていた日本テレビ「ごちそうさま」にゲスト出演した折のスタジオでは「河内でロケをしたのですか?」「河内音頭のシーンはありましたか?」と質問をすることが叶ったのです。
「懐かしいですね…うーん…随分と昔なので調べてみます」と約束してくださりました。数カ月後、高島さんより「資料が見つかれば連絡いたします」とのお手紙とともに著書2冊が届いたのです。残念ながら、その後の連絡はありませんでした。見つからなかったのでしょう。高島忠夫さんをしのんで、本編を見られる日が来ることを願ってやみません。(河内家菊水丸)

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