菊水丸店主 珍宝堂

ケイスケサカモトさんの少年時代の“珍宝話”が詰まった名曲「寝台ワゴン」

[ 2018年9月19日 13:02 ]

ケイスケサカモトさん(左)と記念撮影
Photo By 提供写真

 MBSテレビ「ちちんぷいぷい」の料理コーナーに出演中の日本料理「和旬 撫子」の卜部吉恵さんにご紹介をいただき、私の盆踊りツアー出陣式へもおこしくださったのが、ミュージシャンのケイスケサカモトさんです。先日、MBSちゃぷらステージでのライブに行って来ました。

 その時に聴いた、自分が一番戻りたい日をコンセプトに作ったアルバム「CROSS ROAD」に収録の「寝台ワゴン」という曲が心に残ったのです。それは、小学生だったケイスケさんの家族旅行の物語。走るベッドのようにワゴンの荷台に毛布を敷きつめて、ガタゴト揺られて着いたのが福井県の若狭。浜辺で初めて見る海、そして目にした流れ星のオンパレード。記憶に深く刻みこまれたようです。分析しますと、持ち曲に夜空や星、月がよく出てくるので、この体験が大きく影響しているのでしょう。

 ニューアルバム「旅立ちのうた」を発売されたケイスケさんにお話をうかがってみますと、最近になって天体の専門家より「それは、平成3年8月12日から13日にかけてのぺルセウス座流星群ですよ」とさだかではなかった年月日を教えていただけたとのこと。誰にでも戻ってみたい日があります。芸能活動をしていると、さまざまな人との出会いから、わずかな少年時代の思い出の年月日までが判明するのです。まさに珍宝話なり。(河内家菊水丸)

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