元MBSアナウンサー 前田阿希子のドバイいこ!

父から娘へ…ピュアに継がれる「喜楽長」の想い

[ 2016年12月17日 06:00 ]

喜多酒造の皆さんと。喜楽長の味わいを丁寧に醸しています
Photo By スポニチ

 今年の最後は、来年へと希望を感じるお酒をご紹介。滋賀県の喜多酒造。「喜楽長」を醸す蔵元です。派手でなくとも記憶に残る…そんなお酒です。

 8代目蔵元の喜多良道さん。早くに先代を亡くし大学卒業後若くして蔵元となり、喜楽長の味を守ってきました。喜多さんは言います。「おいしくないお酒は四角い角材を飲むよう。うちが目指すのは丸い水晶玉を飲むようなお酒なんです」

 その話を聞いていると後継者として蔵に入っている長女麻優子さんが来てくれました。お酒に臭いがつかぬようさまざまな工夫が施された清潔感溢れる蔵を案内しながら麻優子さんは言います。

 「幼い頃からお酒に興味がありました。自然や酒造りの神様に対する畏怖の念を持ちながら、我が子のごとく酒を造るのだと聞かされて育ちました。その尊いものを継いでいけるように、私も携わり喜楽長の味を残していきたいんです」

 現在酒母担当の麻優子さん。数字通りにいかないことに戸惑いながら、先輩の意見を聞き、五感を研ぎ澄ませより良い酒を目指します。

 今のオススメは特別純米あらばしり。言葉で表し難い程、突出した香りはない。ただそれは全てのバランスがいい証拠。水晶玉の味わいの意味がやっとわかりました。

 父から娘へ…ピュアに継がれる喜楽長の想い。水晶玉越しに見る来年はきっと明るくなるはずです。

 ◆喜多酒造 滋賀県東近江市池田町1129。(電)0748(22)2505。

 ◇前田 阿希子 三重県出身。立命大卒。2006年毎日放送入社。テレビは「ちちんぷいぷい」金曜日、ラジオは「居酒屋阿希子」(土曜後5・45)などを担当。

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