鎧塚俊彦氏 恩人・服部幸應さん訃報に沈痛 亡くなる4日前に同席「喉が痛く声が出ないと…」

[ 2024年10月5日 22:43 ]

パティシエの鎧塚俊彦氏
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 パティシエの鎧塚俊彦氏(58)が5日、自身のインスタグラムで、この日亡くなったことが分かった料理研究家の服部幸應さんを追悼した。服部さんは4日、校長を務める東京・千駄ケ谷の服部栄養専門学校で倒れ、救急搬送された病院で亡くなった。

 鎧塚氏は「私達の食文化向上活動、料理人地位向上活動の父といえる服部幸應先生が他界されました」と悼み、「写真は9月30日。他界される4日前の食文化ルネサンス総会の時のものです」と服部さんとの集合写真を投稿。「『喉が痛く声が出ない』と仰りながらも立派に総会の議長を勤めあげられました。その際には『最近の料理業界は新しさを追求する余りに基本、軸が疎かになっている』と厳しい意見を堂々と述べて下さいました」と会での服部さんの様子を振り返った。

 「服部先生は私が欧州から帰国したばかりの頃から可愛がって下さり様々な活動やメディアにも引き入れて下さいました」と服部さんから受けた恩を明かし、「料理業界発展の為の活動に私は常に服部先生が苦労して引いて下さったレールの上を自分なりに懸命に走ってきました。5年程前から服部先生への尊敬の念は微塵も揺らぎませんが先生が引いて下さったレールだけで無く、これからは自分達が野を切り開き新たな時代に即した未知のレールを敷き込まなければならないのでは無いかと感じ悪戦苦闘して参りました。服部先生も通られた道筋でありましょうがその道は険しく容易には進む事は出来ず、改めて服部先生の偉大さを痛感せずにはいられません」と思いを吐露。

 「そんな中での服部先生の訃報。もっともっとご指導頂きたかった。もっともっと叱咤激励して頂きたかった」と率直な思いをつづりつつ、「しかし今はただ服部先生の御冥福をお祈りするばかりであります」と追悼。そして「服部先生ありがとうございました。先生の志を仲間と共に引き継ぎ、料理業界の発展の為、より一層精進して参ります」と決意を記した。

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