レスリング女子53キロ級金の藤波朱理とロス五輪でW金へ 幼なじみ弓矢健人も刺激受けた

[ 2024年8月10日 05:00 ]

小学6年生の時にともに全国大会で優勝した弓矢健人(右)と藤波朱理(弓矢提供)
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 パリ五輪レスリング女子53キロ級で金メダルを獲得した藤波朱理(20)に向けて、幼なじみで同じ日体大レスリング部所属の弓矢健人(21)が「幼い頃からの仲なので、ひときわうれしい」と喜びのコメントを寄せた。

 決勝は横浜市内のキャンパスで見届けた。普段、頻繁には連絡しないというが試合前に「頑張れ」とメッセージを送ると「ありがとう」と返事が来たという。

 4歳のほぼ同時期に同じクラブでレスリングを始め、中学時代から続く藤波の137連勝の始まりも知っている。この記録には「普通に考えてヤバイです」と笑うしかない様子だが、連勝開始前の小学校高学年から中学の初めは「伸び悩んでいた印象も受けていた」という。だが「負けた悔しさをバネにどんどん強くなっていった」と振り返る。

 「長い手足を生かした組み手のテクニックが抜群。スピードも一流の中でもトップ」と、勝ち続ける姿を見続けてきた弓矢。「どこからでも攻撃を仕掛けられる超攻撃的なスタイルが強み」と称賛の言葉は続くが、金メダル獲得後に見せたおどけた表情も見続けてきた。「素顔も映像にあるままでおちゃめ。みんなから慕われています」と普段の姿を明かした。

 弓矢も4月のアジア選手権のフリースタイル57キロ級で優勝した実力者。4年後のロサンゼルス五輪の頂点を狙っている。「彼女もそこを目指すのであれば、一緒に金メダルを獲れたらうれしい」と幼なじみでのダブル金メダルを見据えた。(山内 健司)

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