「DA PUMP」KENZOの「ブレイキン」ここに注目 自信!!98%の確率でメダル 9日スタート

[ 2024年8月9日 05:00 ]

7月の会見でポーズを決める(左から)DA PUMPのKENZO、SHIGEKIX、HIRO10、AYUMI、AMI、DA PUMPのISSA
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 パリ五輪唯一の新競技「ブレイキン」が日本時間9日から行われる。国際大会13冠の実績を持ち、日本代表4人と交流がある男性ユニット「DA PUMP」のKENZO(39)は「98%メダルを獲れる」と力を込める。初めて競技を見る人に向けて分かりやすく競技を解説し、4人の強みや注目点などを挙げた。(高原 俊太)

 先月20日、日本代表4人が会見した際に激励に駆け付けたKENZO。本番を直前に控え、本紙の取材に「ダンサーとしてのスキルが高い日本人選手たちの実力を存分に見せつけてほしい!」と熱いエールを送った。

 ブレイキンはDJが選んだブレイクビーツ調の音楽に、16人の選手が1対1で体のあらゆる部分を使い、跳ねたり回ったりするアクロバチックな動きを即興で踊り合わせる競技。この対戦形式「バトルシステム」こそが魅力だという。「冬季五輪のフィギュアスケートのように個人競技ではなく、対峙(たいじ)した相手との駆け引きや、流れる曲に対しての即興力、技の引き出しの多さなど、選手それぞれの個性を見てほしい」と呼びかけた。

 自身は2010~17年にかけて行われたストリートダンスの世界大会で8連覇を達成するなど国際大会13冠の実力を持つ。日本のダンス界をリードしてきた中で、代表選手の半井重幸(SHIGEKIX=22)、大能寛飛(HIRO10=19)、湯浅亜実(AMI=25)、福島あゆみ(AYUMI=41)とも交流を深めてきた。DA PUMPの新曲「Pump It Up!」のミュージックビデオではSHIGEKIX、HIRO10、AYUMIと共演している。

 4人への思い入れは人一倍強いが、メダル予想は冷静に他国の代表と比べた上で「スポーツに100%はあり得ないという前提だけど、日本人選手は98%の確率でメダルを獲ってくれる」と期待を寄せた。

 日本時間きょう9日深夜に女子がスタート。5、6月の五輪予選では2戦ともAMI、AYUMIが決勝でぶつかっただけに「2人の実力を信じています」と信頼感を見せる。一方、10日深夜から始まる男子のメダル候補にはオランダ代表のLeeを挙げた。五輪予選では2戦とも優勝を果たしており「最も勢いに乗る実質金メダルに一番近い男」と警戒心を強めた。

 唯一の新競技として注目が集まる同競技。「メダル争いもそうだけど、誰もが知るダンスとして世界中の人に夢や希望を持てるように広がってほしい」とさらなる発展を願っている。

 ◇KENZO(ケンゾー)1985年(昭60)1月21日生まれ、福岡県出身の39歳。08年12月にDA PUMPに加入。18年のヒット曲「U.S.A.」の「いいねダンス」をTOMOとともに考案。ダンサーとしては「EURO BATTLE WORLD FINAL」などの世界大会で13回優勝。22年にエッセー「GIFT」を発売。

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