松田丈志氏 バタフライ泳法教えた“異業種”金メダル候補「胸を張って遠くに力を伝える動作が…」

[ 2024年8月7日 20:01 ]

松田丈志氏
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 競泳五輪メダリストの松田丈志氏(40)が7日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)にパリ五輪開催中の現地から中継で生出演し、大会出場アスリートとの意外な接点を語った。

 番組では、陸上女子やり投げの23年世界選手権金メダリストで、この日の予選に登場した北口榛花(26=JAL)について特集。チェコ人のセケラック・コーチの指示により、三段跳びや砲丸投げなど、陸上の基本的な種目の練習をメニューに取り入れているという。

 そんな中、北口は競泳バタフライの練習も行うことに。コーチ役として声が掛かったのが、松田氏だったという。

 松田氏は「最初はSNSのDMで“バタフライを教えて欲しい”と連絡をいただいて。僕も驚いた」と、そのいきさつを説明。「北口さんに聞くと、チェコのコーチから、週に1回は水泳の練習をするように言われたそうです」と続けた。

 現役時代はバタフライ、自由形をメーンにしていた松田氏。08年北京五輪、12年ロンドン五輪で、ともに200メートルバタフライで銅メダルを獲得している。「バタフライとやり投げ、どんなところに共通点があるのか。本人に聞いたんですけど、バタフライはうねりながら泳いで行きます。その時に大きく胸を張って、遠くの水をつかむという瞬間があるんですけど、胸を張って遠くの物に力を伝えるという動作が、どうやらやり投げに近いらしい」と、北口からの説明を伝えた。しかし、「僕も分かりません」とも素直に答えた。

 北口には21、23年と競泳のレッスンをしたという。松田氏は「やはり水泳の練習はやり投げに通じているところがあるようで、北口選手はずっと練習を続けてくれているみたいです」と明かしていた。

 「僕もどの程度のテンションで教えていいか分からなかった」という松田氏。それでも「しっかり泳ぎ方を教えて欲しいということで、1度目はバタフライを中心に教えて、23年の暮れ、オリンピックのオフシーズンの時には、バタフライだけじゃなくて4泳法だとか、道具を使った練習もバリエーションがあるので、それを伝えて、北口選手の強化になればと思ってやらせてもらいました」と振り返っていた。

 その効果あってか、北口はこの日の1投目で62メートルの予選通過ラインを超える62メートル58をマーク。10日(日本時間11日)の決勝に進出を決めた。

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