フィフィ ボクサー性別騒動での選手批判に「IOCが認めてる以上…」「多様性に寛容という話ではなく」

[ 2024年8月3日 10:26 ]

フィフィ
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 エジプト出身のタレント、フィフィ(48)が3日までに自身のSNSを更新。パリ五輪のボクサー性別騒動について言及した。

 パリ五輪のボクシング女子66キロ級2回戦が1日(日本時間2日)に行われ、イマネ・ケリフ(アルジェリア)とアンジェラ・カリニ(イタリア)が対戦。開始わずか46秒でカリニが棄権し、ケリフが勝利した。ケリフは性別適格性検査に合格しなかったため昨年の世界選手権で失格となった過去があり、パリ五輪への出場が賛否を呼んでいる。

 フィフィは「寛容さをアピールするあまり、どんどん間違った方向に行ってる…」と投稿。その後の投稿では「いつもは”社会的マイノリティが~”とか声高に叫ぶ方々、スポーツにおけるジェンダー問題で、女性の権利が踏み躙られている事にはダンマリだよね」と自身の考えをつづっていた。

 その後、国際オリンピック委員会(IOC)は1日(日本時間2日)、公式サイトで「パリ2024ボクシング部門とIOCの共同声明」と題した声明を発表。「すべての人は差別なくスポーツをする権利を持っています」と主張。また性別については「これまでのオリンピックボクシング競技と同様に、アスリートの性別と年齢はパスポートに基づいています」と説明した。また、「パリ2024オリンピック競技大会で競技する2人の女性選手について誤解を招く情報が見られます」とした上で「2人は、東京2020オリンピック競技大会、国際ボクシング協会(IBA)世界選手権、およびIBA公認トーナメントを含む女性カテゴリーで長年にわたり国際ボクシング競技に参加してきました」と女性として数々の国際大会に出場してきたことを伝え、「これらの2人の選手は、IBAによる突然の恣意的な決定の被害者です。2023年のIBA世界選手権の終盤に、彼女たちは突然、正当な手続きなしに失格となりました」とした。

 ケリフへの批判の声があることに「確かにイマネ・ヘリフ選手を責めるのは間違ってます。この問題には選手への誹謗中傷は要らない、専門家による高度な議論が必要です」と呼びかけていた。

 これを受け、フィフィは「IOCが認めてる以上、選手が責められるべきではない。この件については、“多様性に寛容”という話ではなく、専門家を交えて、ボクシング協会などとIOCがよく話し合うべき」と私見をつづった。

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