橋下徹氏「裏金を違法な香典配布に充てて…国税の出番やろ」“自民”堀井学議員、特捜部の任意聴取に

[ 2024年7月22日 08:53 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が22日までに自身のSNSを更新。堀井学衆院議員=自民離党、比例北海道=側が、選挙区内の複数の有権者に香典を渡したとされる公選法違反事件に言及した。

 東京地検特捜部が堀井氏から任意で事情聴取したことが判明。関係者によると、特捜部は、事件に関する認識などを確認したとみられる。

 特捜部は香典を持参したとされる元秘書らを既に複数回聴取。18日には、公選法違反容疑で、東京・永田町の堀井氏の議員会館事務所や、北海道登別市の自宅などを家宅捜索していた。事務所関係者によると、香典の額は1万~数万円で、故人の枕元に飾る枕花を送った疑いもある。香典の金額は事務所関係者らが参加するLINE(ライン)のグループチャットで協議したとみられる。堀井氏は事務所内で違法性を複数回指摘されたが「慣例としてやってきた。いきなりやめることはできない」とし、提供を続けるよう指示していたという。

 橋下氏は、「無茶苦茶やな。裏金を違法な香典配布に充てて、しかもそれの領収書を取っている。これを政治資金の経費として計上していたら完ぺきなマネロンやで。私腹を肥やしているとしか思えない。ここは国税の出番やろ」と自身の見解をつづった。

 有権者に対する違法な寄付は公選法などの規定で時効は3年とされており、特捜部は2022年ごろを集中的に捜査し、裏付けを進めているもよう。

 安倍派の裏金事件で、堀井氏は派閥から計2196万円の還流金を受領。政治資金収支報告書の収入に記載せず、政治資金規正法違反容疑の告発状も出されている。特捜部は裏金事件の捜査の過程で、違法性が疑われる資金の流れを把握したとされる。

 堀井氏は、リレハンメル冬季五輪スピードスケート男子500メートルの銅メダリストで12年の衆院選で北海道9区から出馬し初当選。現在4期目。18日の家宅捜索を受け自民党を離党した。

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