元側近の若狭勝氏 小池東京都知事の失職の可能性指摘「特捜部は捜査をすると思う」

[ 2024年7月21日 16:10 ]

 元東京地検特捜部副部長で、かつて小池百合子東京都知事の側近だった若狭勝弁護士が21日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜後1・30)に出演し、3選を果たしたばかりの小池東京都知事が失職する可能性を指摘した。

 小池知事は現在複数の刑事告発を受けており、中でも若狭氏が注目をしているのは都民175人が告発した公職選挙法の1つ「地位利用による選挙利用の禁止」の違反への告発。公務員などがその地位を利用した選挙活動をすることはできないという公職選挙法で、小池知事は都知事選の前に都内の首長52人から出馬要請を受けたが、一部の首長に出馬要請文を打診した疑いがあるという。若狭氏は「私が検察をしていた経験を踏まえて言うと、これに関して証拠が集まって、犯罪が認められる可能性はあるのではないか」という考えを示した。

 小池知事はもちろん、打診したことを否定しているが、若狭氏は「これから特捜部が捜査をすると思う」と予想した。若狭氏によると、「首長は全部地元で選ばれている。地元においては支えてくれている有権者も多い。その市長や区長さんに対してそういう文章を書かせるということは、うちの区長が小池さんがいいっていうんだったら私も、となびく可能性がある。これはけっこう悪質です」と、特捜部が動く可能性は十分にあると考えている。

 仮に、小池都知事が起訴された場合、罰金くらいの罪となっても刑が確定すると公民権が停止され失職する。ただ「小池さんが最高裁まで争う形になれば、4年以上はかかるので任期は務められるが、国民の世論も高まるので、続けるのが難しいとなるかも」と、検察の動きによっては激震が起こる可能性を指摘していた。

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