今くるよさん死去 女性同士の漫才コンビの草分け的存在 罵声浴びながらも励まし合ってステージへ

[ 2024年5月28日 17:51 ]

2009年9月に舞台上で倒れ入院、静養していた今くるよさん(左)が71日ぶりに舞台復帰。“どやさ”を披露した。(右は相方の今いくよさん)=2009年12月撮影
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 漫才コンビ「今いくよ・くるよ」で1980年代の漫才ブームをけん引した今くるよ(いま・くるよ、本名酒井スエ子=さかい・すえこ)さんが27日、膵がんのため大阪市の病院で死去した。76歳。京都市出身。通夜は30日午後7時、葬儀・告別式は31日午後1時から公益社天神橋会館(大阪市北区)で営む。お別れ会の予定は現在のところないという。

 1970年に夫婦漫才「島田洋之介・今喜多代」の今喜多代さんに弟子入りし、高校時代の同級生で同じソフトボール部だった今いくよさんと73年に「今いくよ・くるよ」を結成した。女性同士の漫才コンビの先駆け的存在。それだけに苦難もともに乗り越えてきた。

 異色の女性同士のコンビに、オーディションでも罵声が飛んできたという。そんな中で2人で励まし合った。2人の持ち前の明るいキャラクターが現在の多くの女性同士の漫才コンビを生む道筋をつくっていった。

 細身で濃いめのメークとつけまつげがトレードマークのいくよさんと、ふくよかな体型に派手な衣装のくるよさん。はっきりしたキャラクターを打ち出し、これまでにない笑いを生み出し、、1980年代の漫才ブームを支える人気者になった。「仲が悪いコンビほど面白い」とも言われた時代に異色の仲良しコンビとして知られた。

 いくよさんは2014年に胃がんが見つかった。その後も、くるよさんの献身的なサポートを受け、いくよさんは闘病しながらステージに立ち続けた。いくよさんが15年に亡くなった後、くるよさんの憔悴(しょうすい)ぶりを多くの後輩芸人が心配した。

 いくよさんが死去したのは2015年5月28日。くるよさんは9年後の5月27日に亡くなった。仲良しコンビは1日違いで他界。発表がいくよさんの命日となった。

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