ヘリで救急搬送…一命をとりとめた野口健氏、肺炎の症状残る 医師から指摘「当面は高所登山は控えて」

[ 2023年10月3日 09:14 ]

アルピニストの野口健氏
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 ネパール・マナスル峰登山中にアクシデントに見舞われたアルピニストの野口健氏(50)が、3日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。日本の病院で検査を受けた結果を報告した。

 今月21日、マナスル峰登山中、ベースキャンプに戻る途中に呼吸困難に陥り、ヘリコプターで救急搬送されて現地の病院に入院したことが事務所から報告されていた野口氏。医師から「炎症反応が非常に高い、白血球の数値も。敗血症に近い状況」と指摘されていた。

 9月29日に退院し、今月1日に日本に帰国。2日に日本の病院で「検査を行いました」と報告。結果、「肺水腫はなし」というが、「懸念していた肺炎ですが右肺に少々」と告白。「しかし、しばらく安静にすれば大丈夫だろうと」と、大事に至らなかったと説明した。

 だが「当分の間、高所登山は控えた方がいい」と告げられたという。野口氏は「肺のダメージは回復するまでにそれなりの時間が必要。又、繰り返しやすいのが特徴とのこと。慎重に一歩一歩です!」と理解を示した。

 その後、「連日、マナスルに登っている夢を見ます」と、マナスル峰への強い思いを吐露。「夜中に目が覚めては、終わってしまった現実を痛感させられ。まだ僕の中では終わっていないのかも知れない」とつづり、「今、直ぐにという訳にはいきませんが、またいつの日にかマナスルに向かうような。マナスル、まるで初恋の相手のように永遠の存在なのかもしれない」と、再挑戦への思いを記した。

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