「TOKYO MER」12・7%の好視聴率!音羽も認めた比奈の成長にネット涙「手の挙げ方に強い意志」

[ 2023年4月17日 18:00 ]

「TOKYO MER~隅田川ミッション~」。セカンドドクターに立候補する弦巻比奈(中条あやみ)(C)TBS
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 俳優の鈴木亮平(40)が主演を務め、新しい医療ドラマとして大ヒットした2021年7月期のTBS日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」は16日、完全撮り下ろしの新作スペシャルドラマ「TOKYO MER~隅田川ミッション~」が放送され、平均世帯視聴率は12・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが17日、分かった。同時間帯帯(後9・00~10・19)横並びダントツ1位の好視聴率。オンエア終了後(午後10時25分)には「#TOKYOMER」がツイッターの世界トレンド1位に輝くなど、反響を呼んだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 「僕のヤバイ妻」「グランメゾン東京」「マイファミリー」などの話題作を生み続ける黒岩勉氏がオリジナル脚本を手掛ける本格救命医療ドラマ。都知事の号令の下、新設された救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」の奮闘を活写し、SNS上などで大反響。コロナ下の医療従事者に勇気を与えた。

 「MER」とは「モバイル・エマージェンシー・ルーム」の略称。チームは最新医療機器とオペ室を搭載した大型車両“動く手術室”「ERカー」を駆使。危険極まりない事故・災害・事件の現場に駆けつけ、救命活動にあたる。

 「待っているだけじゃ、助けられない命がある」――。アクション映画に勝るとも劣らないスピード感とスケール感、特撮ドラマのようなヒーロー感とチーム感が視聴者の心をわしづかみに。毎回、極限のオペが行われるスリリングな展開に加え、同局看板枠・日曜劇場初主演となった喜多見幸太役・鈴木の熱血ぶりや的確な処置、バディ音羽尚役・賀来賢人のツンデレぶりなども話題沸騰となった。

 22年1月に映画化が発表され、今回は劇場版公開(今月28日)を記念したSPドラマ。黒岩氏、松木彩監督、主要キャストが続投した。劇場版に先立ち、約1年半ぶりの復活となった。

 世帯視聴率の同時間帯(後9・00~10・19)横並びは各局1桁。世代別もティーン(13~19歳)、F1(女性20~34歳)、F2(女性35~49歳)、F3(女性50~64歳)、F4(女性65歳以上)で1位を獲得。若年層、女性からの支持を集めた。個人視聴率は7・8%。

 「隅田川ミッション」は「TOKYO MER」の正式認可(連ドラ最終回)から半年後。全国の政令指定都市にMERを展開するため、チームを去る音羽尚(賀来賢人)の代わりとなるセカンドドクター候補として、音羽と同じ厚生労働省の医系技官・青戸達也(伊藤淳史)が派遣される。その矢先、隅田川を航行中だった屋形船と大型水上バスの衝突事故が発生。コントロールを失い、暴走する屋形船の中には、弦巻比奈(中条あやみ)が心臓手術を担当したばかりの幼い女の子の姿も。チーフドクター・喜多見幸太(鈴木亮平)率いるMERのメンバーたちは、決死の作戦に挑む…という展開。

 チーム一丸となり「死者0」。右腕を負傷しながらも、比奈が大きく成長。迷っていたセカンドドクターにも立候補した。音羽も去り際、喜多見に「セカンドドクターは比奈先生が適任だと思います。これからも『TOKYO MER』をよろしくお願いします」と託した。

 SNS上には「比奈先生の成長に大号泣」「(SP前半)喜多見チーフに危機的状況を救われた比奈先生が、今度は同じように危機的状況に陥った青戸先生を救うのエモすぎる!」「語り継がれる比奈先生の(屋形船への)ダイブ」「(立候補の)手の挙げ方に強い意志を感じる!」「セカンドドクターとして比奈先生が適任という流れをつくる演出が胸熱だった」などの声が続出。視聴者の涙を誘った。

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2023年4月17日のニュース