ガーシー氏除名について語る「別に何の感情もない」投票した有権者らには謝罪も警察への不信感主張

[ 2023年3月15日 14:42 ]

 除名の懲罰を受けて議員資格を失った政治家女子48党のガーシー参院議員が、15日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)の取材にリモートで応じ、心境を語った。

 ガーシー氏は昨年7月の参院選で初当選して以来、国会欠席を続け、懲罰として求められた「議場での陳謝」も行わなかった。この日の本会議で、出席議員の投票が行われ、賛成235票、反対は1票だった。尾辻秀久参院議長がガーシー氏の除名を宣告した。

 1951年以来、72年ぶりの国会議員の除名について聞かれたガーシー氏は決議の受け止めについて聞かれ、「別に何の感情もないです、正直。感情があるんやったらもっと怒っているし」と淡々と答えた。

 ガーシー氏は出馬の際、登院せずに参院議員を務めることを公約で当選したと主張。「公約やったんで、そこに対しては悪いとは思っていない。行かないって言って当選して、行かないって言って票もらったんですから。票を入れた方々も理解しているし、そういった形で当選しているので、そのことに対して一切、悪いと思っていない」。投票した有権者には「何もできなかったことに対して悪いと思っている」、他の有権者には「歳費を税金でもらっているのでそれに対しては悪いと思っています」と謝罪の意を口にしたが、「国会に行かなかったことで、誰かに謝りたいという気持ちはまったくない」と繰り返した。

 求められていた帰国が実現しなかったことについて聞かれると、自身が死の脅迫を受けていることを挙げ、「僕はガチで脅迫もされていたのでね、殺すとか。そんな状況で帰れます?殺すって言われているのに」と訴えた。また「警察当局からしたら、どうせそんなの戯れ言でしょうと思っているかも知れませんけど、戯れ言やと思ってストーカーに殺された人といっぱいいるわけじゃないですか?信用できるかって言ったら、できないですよね」とも。「自分の身が心配なので、殺されるって脅迫されているのに、SPも付けてもらえない、ガードもしてもらえない、動線もないという状況で、日本に帰れと言われても帰れないですよね。怖くて」と、警察への不信感を主張していた。

 今後については「これから海外のメディアに向かっていろいろ話をしていきます。実際、取材依頼も来ています」と明かし、「ドバイにいるのが一番平和です」とも話した。

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2023年3月15日のニュース