「ちむどんどん」二ツ橋“親心”も…暢子は弱音「孤独を感じて」独立開店どうなる?

[ 2022年8月15日 08:45 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第91話。暢子(黒島結菜)を心配する二ツ橋(高嶋政伸)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は15日、第91話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第91話は、1979年(昭和54年)3月に披露宴を行った暢子(黒島)と和彦(宮沢氷魚)は、鶴見・あまゆで新婚生活を開始。暢子は先日の披露宴で「沖縄料理の店を開く」と宣言し、会場の「アッラ・フォンターナ」は驚きに包まれたが、和彦をはじめ、房子(原田美枝子)も重子(鈴木保奈美)も、どうやら皆、暢子を応援してくれる様子。特に房子は出店の心得を叩き込もうとしているよう。暢子が独立に向けて動き出した頃、“ある男”も動き始め…という展開。

 暢子の沖縄料理店への決心は揺るがず。重子の希望により、同居は見送った。

 あまゆ。暢子は10枚以上の物件間取り図を広げる。智(前田公輝)も相談に乗った。三郎(片岡鶴太郎)、あまゆ店主・順次(志ぃさー)トミ(しるさ)も、沖縄料理店や東京出店に疑問。暢子は「沖縄を知らないお客さんにも、おいしいと喜んでもらえるお店にしたいと思って」と語った。

 和彦はまずは暢子の夢を応援。ライフワーク(沖縄文化)のためのフリーランス転身は先送りした。

 フォンターナ。独立失敗の経験がある二ツ橋(高嶋政伸)は暢子を心配。「もっともっと、この店でオーナーの下でイタリア料理を極めたいとは思わないんですか。故郷の料理を大事に思う気持ちは分かる。だけど、ここまでイタリアンの修行を積んで、もったいないじゃないですか」「夢や理想だけで飲食店はやっていけない」などと忠告。「オーナーの気持ちも考えてください。オーナーは今まで、独立したいと言った従業員を止めたことなど一度もありません。ただ相手が、暢子さんとなると…。本心は…。1つだけ約束してください。独立しても、月に1度、いや週に1度は時間をつくって、この店に顔を出し、オーナーにお店の状況を報告すること」と“親心”を示した。

 いざ開店準備を始めると、暢子は「物件探しもお金の計算も、頭では分かっていたけど、全部1人で背負うのが凄く…孤独を感じてしまって。こんなのは初めてで、自分でも驚いている。お店をやるとなると、結局は自分1人で責任取らないと」と弱音。和彦は自分や家族が付いていると励ました。

 暢子の独立はどうなる?

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