閣僚と旧統一教会の関係調査へ 岸田首相の“狙い”を橋下徹氏が予想「安倍派を遠ざける、何かそれに…」

[ 2022年8月8日 16:01 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が8日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜1・55)に生出演。岸田首相が6日、内閣改造や自民党の役員人事について、「新たに指名する閣僚だけではなく、現閣僚、さらには副大臣なども含めて教団との関係を点検してもらい、その結果を明らかにしてもらう。その上で適正な形を見直すよう指示する」と述べたことについて語った。

 岸田首相の発言について、MCの宮根誠司が「自民党員全員、もしくは国会議員全員、一律でやらないとおかしくないですか」と口に。すると橋下氏は「本当はそうなんです」と前置きした上で、「ただ、日本は議員内閣制の下で総理といえども絶対的な権力を持ってるわけではなくて、派閥の力が必要なんです」と指摘。続けて「岸田さんは第4派閥です。自民党には岸田さんの派閥よりも数の多い派閥が幾つもあって、茂木さんが党を仕切ってる最終決定権者なんですけど、茂木さんは『党としては調査しない』って言いましたよね。でも、さすがにそれだと内閣支持率が落ちていくんで、岸田さんはまず国民へのアピールとして、自分の内閣については調査しますよと、本当は自民党総裁だから自民党の調査をやるべきなんですよ。ただ、それだけの力がないから、少なくとも自分の内閣の調査はやる(と決めた)」と説明した。

 さらに、統一教会と最も密接な関係にあるのは安倍派の議員だと言われていることを紹介し、「きちっと点検していくと、安倍派の議員を内閣からある意味、遠ざけると。そういうようなことも考えてやってるんじゃないかってことは、いろんな人が言ってます」と解説。「岸田さんと安倍派の考えは違いますし、結構これまでやり合ってきましたから。だから、これをいいきっかけとして、安倍派を遠ざけていく、何かそれに使おうっていうことはあるんじゃないですか」と岸田首相の思惑を予想した。

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2022年8月8日のニュース