橋下徹氏 安倍元首相銃撃事件に私見「ちょっとミスすると、最終的に大きな悲劇になる典型例」

[ 2022年8月8日 15:11 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が8日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜1・55)に生出演。7月8日に安倍晋三元首相が奈良市内で参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した事件についてコメントした。

 番組では事件に使われた銃の銃声が特殊だったため、警護員が銃声だと気付けなかったと指摘。専門家の分析も紹介し、“手製の銃は低く大きな轟音が長時間続き、既製の銃とは全く異なる波形”であることを伝えた。

 これを受けて、橋下氏は「(通常の)銃の音にある意味、慣れてるということもあるでしょうからね」と前置きした上で、自身の知事時代を振り返って、「僕も警護してもらってた時、大阪府警の警護の警官の皆さんには“どんな音でも、とにかく大きな音がしたらしゃがんでくれ”ってことは常に言われていました」と明かした。

 続けて、「今回、いろんな不幸な事実が積み重なったとは思うんですけど、ただ、やっぱり後方の警備が薄くなっていた。いくら銃の音が普通の銃の音とは違ったとしても、後方の確認がきっちりとできていればそれは防げたはず」と指摘。また、「後方の警護員が位置を移動するんですよね。位置を移動する時、本来は指揮官に報告しないといけないんですけど、その報告が漏れたんですよ。だから、本当に細かなルールをちょっとミスすると、最終的に大きな悲劇になる典型例だと思います」と神妙な面持ちで語った。

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2022年8月8日のニュース