すとぷり 人気の理由は?会いに行ける2次元の王子様 子供の認知度“ほぼ100%”

[ 2022年8月1日 05:30 ]

Strawberry Summer!! すとぷり夏の苺文化祭!!

撮影スポット満載の「クラスの出し物」エリアに展示されたパネル(左から)さとみ、ころん、莉犬、るぅと、ジェル(撮影・会津 智海)
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 すとぷりは、インターネット、SNS時代の寵児(ちょうじ)だ。テレビや映画、ラジオにはほとんど出ないため、多くの大人たちは知らない。一方、テレビを見なくなった子供たちが流れたSNSの世界では、YouTubeやツイキャスでの生配信、ツイッターやTikTok、インスタグラム、LINEのこまめな更新で、認知度はほぼ100%。公式の動画総再生回数は、結成6年で57億回を超えた。

 オープン前日の展示会建物の前で記念撮影していた30代主婦と小6女子の親子に尋ねると「学校ですとぷりを知らない女子は一人もいない。女子が盛り上がるから、男子も好きになり始めています」と話した。

 実際に約40万人規模の国内5大ドームツアーを実施中。コロナ禍以降で、この5大ドームツアーを実現しているのは、すとぷりとKis―My―Ft2だけ。まさに「大人の知らない5大ドームツアーアーティスト」だ。

 あるレコード会社関係者は「AKBグループが築いた“会いに行けるアイドル”スタイルに加えて、そこだけは素顔で現れるというさらなる希少価値をつけた。しかも、直接会えない日常でも、頻繁に生配信をし続けてネタが尽きない。ユーチューバーと歌手の両分野で活動しながら、さらに女子が大好きな可愛い王子様風のイラストやゲーム実況動画も駆使する。若い子が好きなツールと要素を全て網羅しているわけです」と解説した。

 昭和と平成では、テレビドラマの主題歌などに採用されて、それが流行歌となって売れっ子アーティストが誕生するのが主流だった。すとぷりは、そんな既存メディアに頼らない、ネット生まれの令和のニュースターなのだ。(瀬津 真也)

 《「すとぷり楽曲人気ランキング」7日まで緊急アンケート実施》スポニチアネックスでは、1日から緊急アンケートを実施する。題して「すとぷり楽曲人気ランキング」。同ユニットのオリジナル全74曲の中で、ファンが最も好きな曲はどれになるのか?最大5曲まで投票できる。期間は7日午後11時59分まで。

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