長野で応援弁士が舌戦 松山千春「票ほしさに共産と組んでる」 立民逢坂氏「政策と行動で信頼勝ち取る」

[ 2022年6月22日 16:25 ]

長野選挙区で自民党新人の松山三四六氏の応援に駆けつけた松山千春(撮影・安田健二)
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 参院選(7月10日投開票)が22日公示され、長野選挙区(改選数1)に立候補した自民党新人でタレントの松山三四六氏(51)のもとには兄貴分で歌手の松山千春(66)が駆けつけた。

 春のコンサートツアーの合間を縫って、長野市に駆けつけた松山。自身のものまねを得意としていた三四六氏の直談判を受けて「松山」を芸名に加えることを認めた経緯を踏まえ「私の弟のような存在だから、松山を名乗って構わない」と絆を強調した。
 真夏日となったこの日の気温のように演説はヒートアップ。特に現職の立憲民主党の杉尾秀哉氏(64)を名指しして「とても出来のいい方だが、票がほしいばかりに共産党と一緒に選挙戦をやっている。長野を、中国や北朝鮮、ロシアのような国にしたいんですか!そんな人間を長野から送り出していいのか」と舌鋒(ぜっぽう)鋭くまくし立てた。

 過去の選挙応援の際にもたびたび披露してきた代表曲「大空と大地の中で」の一節も披露。29日の全国ツアーが終えてから、再び長野入りすることを予告し、聴衆を沸かせた。演説会場には三四六氏の妻でタレントの網浜直子(53)と大学生の息子2人も姿を見せ、一家で支持を訴えた。

 一方、松本市で街頭演説を行った杉尾氏のもとには立民の逢坂誠二代表代行(63)が駆けつけた。松山が自民陣営の応援に入ったことについて「何やら相手候補の応援に、同じ(松山という)名字の歌手の方がいらっしゃったと聞きました。選挙なんてそんなもんじゃない!がっちりと政策と行動で国民の一票を勝ち取るのが選挙の神髄だ」と選挙を人気投票にしてはならないと訴えた。

 長野選挙区には届け出順で、日本維新の会新人の手塚大輔氏(39)、松山氏、杉尾氏、無所属新人のサルサ岩渕氏(44)、政治団体「参政党」新人の秋山良治氏(45)、NHK党新人の日高千穂氏(43)の6人が立候補した。

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2022年6月22日のニュース