東国原英夫氏 東京国税局職員ら給付金詐取事件に「悪用してるの許せない」も国のずさんさ指摘

[ 2022年6月2日 16:32 ]

東国原英夫
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 元衆院議員でタレントの東国原英夫(64)が2日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に生出演。国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をめぐって相次ぐ詐欺事件に言及した。

 番組では、持続化給付金をだまし取ったとして、東京国税局鶴見税務署職員の男ら20代の男女7人が警視庁に詐欺容疑で逮捕されたことを紹介。また、一家4人を中心とした詐欺グループが総額9億6000万の給付金をだまし取った別事件も取り上げた。

 東国原氏は国税局の現役職員の逮捕に「金融とか財政とか税関係のシステム、複雑なことをよく知っている人間が悪用しているのが許せない」と糾弾。

 その上で給付金詐欺が相次ぐ現状に「今まで摘発が3300件ぐらいを超えてるんですよ。その一部なんでしょうけど、まあ増えてますね」と嘆いた。

 そして、こうした事件が増えている背景に「2点あって、1点は当時、制度がずさんだと穴だらけだと指摘があったがしょうがなかったですね。スピード重視でしたから。中小企業さんやお困りの方を救うという大前提で性善説でやった。今、回収をはじめている」と困窮者を救うため、迅速さを求めたが故とした。

 もう1点として「彼らの肩を持つわけではない」と詐取する人たちを断罪した上で、サービスデザイン推進協議会(サ協)の存在を指摘。「そこ(サ協)が再委託をして、ある広告代理店に、そこから下請け下請けといって7百数十億が一体どこに使われてるか問題になった」とサ協による再委託が問題になったことを取り上げた。

 「ああいうことがあると、国がこんなずさんなことやってるんだから、ちょっとぐらい不正なことしてもバレないだろう、いいだろうと気の緩みがあったのも事実だと思うんです。その辺を反省をしなきゃいけない」と“中抜き”疑惑も忘れてはいけないとし「(詐取することは)悪いんですけど、誘発した部分があったのでは」と語った。

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2022年6月2日のニュース