中村逸郎教授 知床観光船事故 北方領土周辺海域捜索をロシア側「了承」 その理由を解説

[ 2022年4月26日 08:39 ]

フジテレビ社屋
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 ロシア政治を専門とする筑波学院大・中村逸郎教授が26日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にリモート出演。北海道・知床半島沖で子供2人を含む乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」=19トン=が遭難した事故で、海上保安庁がロシアが実効支配する北方領土周辺海域に捜索範囲が及ぶことをロシア側に通知し、了承を得たことについて言及した。

 ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、日本とロシアの国際関係は微妙な状況。ロシア側との交渉が必要になるという見方も出ていた。

 ロシア側の了承が得られたことについて、中村教授は「実は日本は北方領土に住むロシア人に対して、たくさんの人道支援をしてきた。ロシア人が病気になった時、日本からドクターヘリが行って、北海道の病院に運ぶとか、これまでやってきたんですね。こういった形で日本が非常に支援を求めるような形になれば、ロシアもすぐに対応すべき事案だと思っています」と述べた。

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