橋下徹氏 ロシア軍“大量虐殺”情報に「一般国民の被害は悲惨…結局、生き残るのは政治家や戦争指導者」

[ 2022年4月4日 08:46 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が4日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシアの侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領は、首都・キーウ(キエフ)周辺で、多くの市民が殺害されたことについて「大量虐殺だ」とロシアを非難したことに言及した。

 人口約3万7000人のブチャだけで280人の遺体を集団埋葬したとフェドルク市長が2日明らかにした。14歳の子供も殺害されたという。路上では平服姿の市民の遺体が多数散らばっているのが確認された。ゼレンスキー大統領はキーウ周辺の惨状を「ジェノサイド(大量虐殺)だ」と非難し「後ろ手に縛られて殺害された人や拷問を受けた子供もいた」と訴えた。一方、ロシア国防省は、殺害されたとする市民の映像について「死後硬直が見られず、ウクライナ側が西側メディア用に制作したもの」と主張した。

 橋下氏は「僕は本当にね、これからこういう映像がどんどん出て来ると思いますけれども、一般国民の被害というのは本当に悲惨ですよ。結局、生き残っていくのは政治家とか戦争指導者たちなんですよね」と言い、「僕は、ウクライナの方の戦闘員には本当に敬意を表します。決死の覚悟で戦っているこということは敬意を表しますが、戦闘員と一般国民は別。ただ戦争ってことになると、この日本ですら一般市民も抵抗せよと。戦うことは感動する、美しいことだと。国を守ることは素晴らしいことなんだという風潮になってしまうんですよ。しかも一部の専門家は、この停戦協議を有利にするためにも一般市民、一般国民の犠牲やむなしってことを簡単に言う。絶対に違います。一般国民は必ず逃げる、退避する。それが第一。戦闘員には頑張ってもらう。これが戦争指導の大原則だってことを日本国民ももう1度あらためて認識しないとだめです」と自身の考えを述べた。

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2022年4月4日のニュース