ウクライナ出身の政治学者「停戦合意が結ばれても、準備が整い次第、更なる侵略が始まる」

[ 2022年3月17日 10:10 ]

 ウクライナ出身の政治学者のグレンコ・アンドリー氏が17日、自身のツイッターを更新。ロシアのウクライナ侵攻について語った。

 ロシアのウクライナ侵攻をめぐっては、停戦交渉が進展しているとの情報もある。しかし、アンドリー氏は「ロシアがいかなる形の停戦合意に応じるのは、今回の軍事作戦でウクライナ制圧が不可能だと判断した場合のみ」と断言。「仮にロシアはそう判断し、停戦合意が結ばれたとしても、ロシアは停戦期間を軍の立て直しや、新たな侵略の準備に利用するだけです。そして、準備が整い次第、更なる侵略が始まります」と指摘した。

 また、「もし今回は停戦合意が結ばれた場合は、これは『戦争の終結』という意味ではありません。『戦争の延期』という意味です。そして、次回、ロシアは今回のようなへまをこく事もありません。次回は確実にウクライナ全土制圧をできる作戦で来るでしょう」と予想して、ロシアの侵攻が止まることはないと警鐘を鳴らした。

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2022年3月17日のニュース