宝塚音楽学校、史上初めてバウホールで卒業式 コロナ禍もあり岡原ゆづきさん「日常の全てが宝物だった」

[ 2022年3月14日 16:18 ]

史上初めて、宝塚バウホールで卒業式を行った宝塚音楽学校の108期生
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 タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校108期生の卒業式が14日、兵庫・宝塚バウホールで行われた。

 例年、同校講堂で行われる卒業式だが、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み史上初めて宝塚バウホールで行った。

 列席する保護者も卒業生1人につき2人まで。報道も代表取材などとし国歌・校歌斉唱は事前収録した音源が流れた。卒業証書および表彰状の授与は、代表生徒のみが受け取るなど、例年にも増して徹底したコロナ対策を取っての式典となった。

 それでも卒業生38人はそろいの黒い紋付き、緑のはかまで緊張した面持ちで式典に臨み成績上位の岩永佳那子(いわなが・かなこ)さんは「今、こうして卒業できることを幸せに思うと同時に、このような(コロナの)事態が一日も早く収束することを願っています」とコメント。岡原ゆづきさんは「当たり前が当たり前ではなくなってしまったこの生活の中だからこそ、日常の全てが宝物だったと、卒業を迎えました今、とても強く感じます」。

 娘役志望ながら、月組の男役スター・暁千星(あかつき・ちせい)に憧れるという山本菜南子(やまもと・ななこ)さんは「お客様にご満足いただける舞台人になりたい」と夢をはせ、岡村美佑(おかむら・みゆ)さんも「毎日の舞台を大切に立ち続けられる舞台人になりたい」と決意を新たにしていた。

 108期生は15日に入団式を行い4月23日に宝塚大劇場で開幕する星組公演「めぐり会いは再び/Gran Cantante!!」で初舞台を踏む予定。

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2022年3月14日のニュース