三浦瑠麗氏 露のウクライナ侵攻 停戦交渉「ウクライナが全部のめないとなると、長期化したゲリラ戦も」

[ 2022年3月8日 09:12 ]

三浦瑠麗氏
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 国際政治学者の三浦瑠麗氏(41)が4日、フジテレビ系「めざまし8(エイト)」(月~金曜8・00)に出演。ロシアによるウクライナ侵攻について言及した。

 各国によるロシアへの大規模経済制裁が続く中「ロシアとの関係というのを断ち切る方向に向かっているが、いったいどのくらい続くのか。占領し続ければ、経済を切り離していかなきゃいけなくなる。(日本は)ウクライナ、ロシア、NATOがどういう決断をするのか見定めながらNATOについて支えていくということになるのではないか」とし、トルコの仲介でロシア、ウクライナの外相会談が実現する見通しとなったことに「仲介交渉は続けなければいけない。すぐに同意してくれないからと言って、国際社会が働きかけをやめてはいけない」とした。

 さらに交渉のポイントとして「何が一番ありそうな合意か。ロシアが絶対引っ込めないものは何かということ。クリミアは併合してしまいましたから引っ込めることはないでしょう。ドネツク、ルガンスクのどこまでを切り離して独立させるのか。ウクライナが全部のめないとなると長期化したゲリラ戦に突入しなければいけなくなってくる。NATOはどんどん武器とお金を渡しながら、かなり犠牲が多い戦争を戦っていくかもしれない」と進捗次第では長期戦を覚悟しなければならないと述べた。

 「ゼレンスキーさんの決断にかかっている。その前に彼が殺害されたり、捕獲されたりしてしまうと、全然話は違ってくる。ロシアがキエフを陥落させる前になんらかの合意にたどりつくことが犠牲が一番少ないと言えば少ないんだと思います」とした。

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2022年3月8日のニュース