フジ解説委員 日本や米国のロシアへの制裁措置に「小出しの印象…プーチン大統領に不利益を与えない限り」

[ 2022年2月25日 11:12 ]

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 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が25日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。バイデン米大統領が24日に、ホワイトハウスで演説し、ウクライナに侵攻したロシアの最大手銀行の取引制限や先端技術関連の輸出規制などの「強力な追加制裁」を発表したことについて言及した。

 日本の岸田文雄首相も25日に官邸で記者会見し、ロシア軍によるウクライナ侵攻を非難し、追加的な経済制裁策を発表。原油価格高騰の追加対策として、激変緩和事業を大幅に拡充・強化し、小売価格の急騰を抑制すると表明。北方領土問題に対する日本の立場は変わらないと強調し、領土交渉への影響については「現時点で予断することは控えたい」と述べた。

 風間氏は、米国や日本の制裁措置に「米国だけじゃなくG7各国、どうしても小出しの印象が否めないですよね。制裁対象にプーチン大統領が入っていない。これはプーチンの戦争なわけですよね。つまりプーチン大統領に不利益を与えない限りは、プーチン大統領の意思を変えることはなかなか難しい。そういう意味では、制裁がプーチン大統領を目指していないっていうのは、どうなんだっていうふうに言われても仕方がない。もう一つは、ロシアはエネルギー産業で成り立ってますから、そのエネルギー産業をダイレクトに標的にした制裁が入っていないというのも、これもやはり本気度を疑われる一つの要素かなと思います」と自身の見解を述べた。

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2022年2月25日のニュース