コロナの影響で13日遅れ、OSK100周年公演ようやく開幕 トップスター楊琳「3日間ではありますが」

[ 2022年2月18日 16:30 ]

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていたOSK日本歌劇団の創立100周年記念公演「レビュー 春のおどり」が18日、大阪松竹座で初日を迎えた(20日まで)。

 トップスター楊琳(やん・りん)を中心に1部では和物ショー「光」を、2部では洋物レビュー「INFINITY」で躍動。カーテンコールで楊が「皆様、帰って参りました!」とあいさつすると、割れんばかりの拍手が巻き起こった。

 続けて「無事に松竹座の舞台に帰って来れたこと、こんなにもたくさんのお客様に迎えて頂いたこと。私たちの舞台を待ち望んでくださっていたことが嬉しくてたまりません。本当に、本当にありがとうございます」と感激の面持ちで客席を見渡した。

 さらに、前日17日に行われた通しげいこの様子にも言及。「いろいろ、間が空いたので、皆もドギマギした部分もあった」と明かし「でも、こうして無事に幕を開け、皆様のこんなに素晴らしい拍手に迎えられ私たち、スタッフの努力も報われた気がします。私も感極まりすぎて…。3日間ではありますが、千秋楽まで全身全霊でつとめあげます」と誓った。最後は劇団の代名詞とも言える「桜咲く国」をピンクのパラソルを手に劇団員とともに披露。客席からは手拍子が起こり大盛り上がりで幕を閉じた。

 同公演は本来、5日に開幕予定だったが直前に実施したPCR検査で公演関係者23人の陽性が確認されたため、2日に13日までの公演中止が決定(14~17日は休演)。15日になって公演再開を発表していた。同公演は3月25~27日まで東京・新橋演舞場で、7月には京都南座でも上演される。

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2022年2月18日のニュース