記念撮影に見学者…藤井新王将誕生で“新名所”続々

[ 2022年2月14日 05:30 ]

藤井新王将誕生一夜明け

王将戦第3局で藤井新王将が使用した背景を設置した大田原市の施設
Photo By 提供写真

 藤井聡太がタイトルを獲得した今期の王将戦の開催地で“新名所”が生まれている。

 第3局が行われた栃木県大田原市では、王将戦恒例の“勝者の記念撮影”で使用された唐辛子の背景を第4局の開催に合わせ、11日から市内の道の駅や商業施設に日替わりで設置。県内外から連日約100人が訪れ、藤井をまねた弓を引くポーズで撮影を行った。

 記念写真の撮影に携わった坂内昭さん(70)は「皆さんに記念撮影をしていただき市のPRができれば」と語る。今回は13日までの設置だが「新型コロナの状況を見ながらもう一度、早ければ来週に行いたい」とした。

 静岡県掛川市でも藤井パワーは絶大。第1局後、天竜浜名湖鉄道の掛川駅で撮影。市の担当者は「新聞に写真が掲載され、ファンの方が足を運んでくださっている」と話す。最年少5冠達成を受け「天浜線とタッグを組み、お祝いができないか検討しております」と祝福モード。対局場の掛川城二の丸茶室にも多くの見学者が押し寄せている。

 第2局が行われた大阪府高槻市。同市文化スポーツ振興課・中谷太一副主幹(43)によると、記念撮影場所となった200体以上の埴輪(はにわ)が並ぶ今城塚古墳公園は市民の話題の中心になったという。

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