萩谷麻衣子弁護士 濃厚接触者の待期期間は「もう少し短くしてもいいのでは…心配なのは学校と保育園」

[ 2022年1月26日 12:19 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
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 弁護士の萩谷麻衣子さんが26日、コメンテーターを務めるテレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。国内で25日に、新たに6万2610人の新型コロナウイルス感染者が報告され、過去最多を更新したことに言及した。

 新規感染者は、東京1万2813人、大阪8612人、愛知4120人など30都府県で最多となった。死者は大阪で10人、北海道と愛知で各4人など計43人が報告された。死者が40人を上回るのは昨年10月8日以来。厚生労働省によると、重症者は前日から5人増えて444人となった。1日当たりの感染者数は、3万2000人余りだった1週間前の18日から2倍近くに増加した。

 新規感染者とともに濃厚接触者も増えることで、社会経済活動が制限されることが問題となっていることについて、大下容子アナウンサーから「濃厚接触者の待機期間、どのようにお考えですか?」と聞かれ、萩谷氏は「オミクロン株について、潜伏期間については国立感染症研究所の分析においても中央値が2・9日、米国の報告でも3日となっていますから濃厚接触者の待期期間10日というのは、もう少し短くしてもいいんじゃないかなと思います」と自身の考えを述べた。

 そして「特に心配なのは学校と保育園。私が聞いたところでも同じ学区の中で、ある学校で1人陽性者が出ると、ほかの学校では陽性者が出ていないのに、とりあえず休校にするといった、国のガイドラインの基準よりももっと厳しい措置をとっている所があると聞いている。また学校側の問題ではなくて保健所が多忙で、学校で1人陽性者が出ると、保健所が濃厚接触者を特定して疫学調査を終えるまでに時間がかかってしまい、その間、休校にせざるを得ないというようなことも聞いています」とし、「子供の預け先がなくなると、親がパートなどの収入が減る、それは子供の生活がひっ迫することにダイレクトにつながってしまう。昨年から抑うつ状態が続いているというような子供も増えているということなので、あまり慎重すぎる対応は見直していくべきかなと思います」と話した。

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2022年1月26日のニュース