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桂二葉の挑戦「“女流”という言葉を死語にしたい」 31日からの繁昌亭昼席で「大トリ」の大役

[ 2022年1月12日 14:29 ]

「天満天神繁昌亭」での受賞記念ウィークの発表会見に臨んだ(左から)桂小鯛、笑福亭仁智、桂二葉
Photo By スポニチ

 女流落語家・桂二葉(35=かつら・によう)が12日、上方落語の定席「天満天神繁昌亭」で開かれた「NHK新人落語大賞」受賞記念の特別公演発表会見に臨み「“女流”という言葉を死語にしたい。全国を独演会で回ってステップアップしたいです」と意気込んだ。

 二葉は昨年11月、女性の落語家として初めて「NHK新人落語大賞」を受賞。1月31日から1週間、繁昌亭の昼席で“大トリ”を務める。11年に桂米二(64)に入門し、まもなく11年を迎える若手としては異例の抜擢。憧れの落語家・笑福亭仁福(71)の後ろでの出番に「本当に光栄なことです。仁福師匠の後とは、恐れ多いことですが」と苦笑いした。

 「女性の噺家はなかなか生まれないだろう。ただし、うまい人が出て来たら別かも」。かつて上方落語四天王の1人である故・桂米朝さんが自著「落語と私」で語った。逸話を披露した上方落語協会会長の笑福亭仁智(69)は「米朝師匠が仰ってた。男性仕様の落語ですから」と、落語が男性が喋るという前提で作られ、引き継がれてきたものであることを指摘した。

 そんな言葉への反骨心が二葉の力になった。米朝さんの本の「女性は~」の部分には「赤線を引いてあります」と自身へ言い聞かせてきた。ただ、「女には女のやり方があると書いてありましたが分からない。男の人と一緒のやり方で」と自然体で高座へ。「女流という言葉は死語にしたい。米朝師匠が生きていたらどう言ってくださるか、聞いてみたい」とし、「うまい落語でなく、楽しい1週間にしたい」とあくまで“二葉流”で受賞記念ウィークを迎える構えだ。

 仁智も「(二葉の落語は)女性の違和感もなく、話に集中できる表現力がある。女性を忘れさせるところがある。大きな殻を破って“上方に二葉あり”というところを期待しています」と絶賛した。

 「第7回上方落語若手噺家グランプリ」で優勝し、「三題噺王」を決める「落語とビジュアルアートのアニュアーレ」を予選1位通過した桂小鯛(37)は受賞記念ウィーク(1月24~30日)について「優勝は自信につながりました。いつも昼席では2番目に出ていますが、今回はゆっくり、いろんなネタができる。『時うどん』『動物園』の呪縛からやっと逃れられる。今回も新作をやって、自分の色を出したい」と語った。

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