橋下徹氏 維新分裂に言及! 「首の皮一枚で収まってる」「別れようっていう話も大いにある」

[ 2021年12月30日 17:54 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が30日放送のカンテレ「爆笑! 2022年こうなる宣言」(後3・45)に出演。日本維新の会と大阪維新の会の関係性について語った。

 視聴者からの「何で吉村さんは(日本)維新の会の代表をやらないの?」という質問に対し、橋下氏は「吉村さんは大阪府知事の仕事が大変なんで。コロナ対策は半端ないですよ」と即答。さらに、「維新の会ってちょっと複雑なのは、大阪の地方議員がまずあって、そこに国会議員を後からつくったようなもんですから、吉村さんからすれば“国会議員のことはそっちでやって。オレは大阪の仕事に専念する”ってのが本音だと思いますけどね」と、吉村知事の考えを代弁した。

 さらに橋下氏は維新の国会議員と地方議員の間に生まれつつある“亀裂”に言及。10月の衆議院総選挙での維新の躍進の要因について、「吉村市政と大阪府政が賛否はいろいろあるけど実績を出して、支持が集まって、全国に広がっている」と分析。その上で「国会議員はそれが気に食わないんですよ。“大阪のおかげちゃうやろ”“オレたちの力もあるやないか”“大阪ばっかり言われるのはかなわんわ”っていうような感じが国会議員団の方にもあって」と明かす。

 橋下氏は維新について、「昔は大阪都構想をやるために国会議員が必要だったんです。法律改正するために。でも、大阪都構想は負けちゃってやらないじゃないですか。じゃあ“何のために大阪維新の会は国会議員を持っておく必要があるの?”っていうのが維新の会の地方議員の方に芽生え、片や国会議員の方は“大阪に首根っこを捕まれるのは嫌やな。オレたちで全国制覇していこうやないか”っていうところのズレが、ギリギリ首の皮一枚、松井さんがトップにいるところで何とか収まってるんですよ」と説明。今後の日本維新の会と大阪維新の会について、「松井さんがいなくなって、あんまり維新の会の国会議員が面倒なことを言うんだったら、大阪維新の看板でいくらでも国会議員を誕生させられるから別れようやないかっていう話も、僕は大いにあると思う」とキッパリ。両者が分裂する可能性を否定しなかった。

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2021年12月30日のニュース