イチローさん 張本勲氏サンモニラストで「ハリー」呼び 「最後も盛大な喝を」とあえてニックネームを

[ 2021年12月26日 10:10 ]

イチロー氏
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 野球評論家の張本勲氏(81)が26日、コメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)にレギュラー最後の出演。マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチローさん(48)がVTRでメッセージを寄せた。

 2006年、イチローさんが日米通算2500本に到達した際、歴代の到達者を聞いて「いかついなあ…」と感想を述べ、これに張本氏が「喝!!意外とか尊敬するとか言ってもらいたいな!」と憤慨した過去が。それでも張本氏は2009年、日米通算記録の新記録達成を見届けるために渡米。自らの記録を越える3086安打をマークしたイチローさんに「大アッパレ」を送った。

 VTRでメッセージを寄せたイチローさんは「張本さん、ご無沙汰しております。張本さんロスが続出しますね。これまで特に我々、野球界の後輩に厳しいお言葉、いただいてきました。しかし、そのほとんどは叱咤でもあり、激励でもあったと感じています。意図的に張本さんが厳しいスタンスをとられてきたその姿勢は、まさにあっぱれだったと思います。それは張本さんにしかできないことで、これからも出てこない、そう思います。しかし、このコーナーは喝があるから面白い、そんな側面もあるのだと思います。だから、最後も盛大な喝をいただきたいので、このメッセージを送ります。ハリー!お疲れ様でした。またいつかどこかで」と、あえてニックネームで呼びかけ、23年間をねぎらった。

 これを受けて、張本氏は「メッセ―ジをくれたイチローに喝!!」と声を張り、「本人が喝をもらいたいからとわざと最後にハリーと年上を呼び捨てにしてるわけですよ。これに喝だ」と言いながらも嬉しそうに最後の喝を入れた。

 「思い出したらあっという間ですよ、23年か、楽しかったねえ。いい人生を送らせてもらった。こういう番組に出してもらってTBSには心から感謝しています。また時々来ますので」と挨拶した。

 この日の番組にはソフトバンクの王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(81)が急きょゲスト出演。「最後ですから。同級生ですから、(しっかりと)送り出したいです」とコメントすると、張本氏は「ありがとうございます」と感謝した。

 張本氏は今年11月、レギュラー出演している「週刊ご意見番スポーツ」の最後に、「私の都合で、シニア人生ゆっくり過ごしたいんですよ。従って、この番組のレギュラーを今年いっぱいで卒業します。来年は節目で出てきますから、また番組でお会いできると思います」と卒業を発表していた。来年以降は、節目に「スペシャルご意見番」として出演する予定。

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