「鎌倉殿の13人」注目の弁慶は元ラガーマン佳久創!大河ドラマ初出演“源義経”菅田将暉の忠臣

[ 2021年12月25日 11:00 ]

「鎌倉殿の13人」で武蔵坊弁慶役を演じ、大河ドラマ初出演を果たす佳久創(C)NHK
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 元ラガーマンの俳優・佳久創(かく・そう、31)が来年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(1月9日スタート、日曜後8・00)に武蔵坊弁慶役で出演することが25日、分かった。大河ドラマ初出演。俳優の菅田将暉(28)演じる天才武将・源義経の忠臣に注目が集まっていたが、7人制ラグビー日本代表候補に選出された経歴を持ち、1メートル85と大柄な佳久が起用された。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝役を演じる俳優の大泉洋(48)とは、2019年7月期のTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」で共演している。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 弁慶は義経に仕えた元比叡山の僧。「衣川の戦い」で仁王立ちのまま息絶えたと伝えられ「立ち往生」という言葉の由来となるなど、怪力の代名詞として広く用いられる。

 歌舞伎の人気演目「勧進帳」の主人公になるなど、語り継がれる豪傑。大河ドラマにおいては1966年「源義経」で緒形拳(義経は七代目尾上菊五郎)、05年「義経」で松平健(義経は滝沢秀明)、12年「平清盛」で青木崇高(義経は神木隆之介)らが演じた。

 今回は屈強な肉体を誇る佳久の弁慶に期待が集まる。

 中学3年からラグビーを始め、卓越したスピードを武器に7人制ラグビー日本選抜メンバーにも選出されたが、明大3年時に左膝前十字じん帯を損傷。社会人で同じ箇所を負傷したことが致命傷となり、W杯の舞台に立つ夢は叶わなかった。

 引退後、燃え尽き切れない思いを抱え、興味があった俳優業に挑戦し、18年にデビュー。ラグビーを題材にした「ノーサイド・ゲーム」で連続ドラマ初レギュラー。トキワ自動車のアストロズから日本モータースのサイクロンズに移籍するスクラムハーフ・里村亮太役を好演した。

 同作に主演し、アストロズGM君嶋隼人役を演じたのが大泉。「鎌倉殿の13人」で佳久と大泉の再共演があるのかも注目される。

 ◆佳久 創(かく・そう)1990年(平2)10月28日生まれ、名古屋市出身の31歳。愛知高3年時、7人制ラグビー東海選抜として全国大会準優勝。明大在籍中には7人制日本代表候補に選出された。トヨタ自動車で2年間プレー後、俳優に転向した。父はプロ野球・中日などで活躍した郭源治氏。双子の兄・耀さんは社会人野球でプレーした。趣味は筋トレ、映画観賞、プロレス観戦。1メートル85。

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